中小企業のデジタル化はノーコードで充分

信州地域エネルギー株式会社では、従業員規模で10~100名の企業様の経営課題の解決をお手伝いしています。最近は業務でのデジタル活用のお手伝いをすることが多いですが、お客様である中小企業の皆様にはいつもノーコードの利用をおすすめしています。

ノーコードとは? プログラミング不要でアプリやシステムを開発できるツール

ノーコードとは、プログラミングの知識がなくても、マウス操作や簡単な設定だけで、Webアプリや業務システムを開発できるツールのことです。まるでブロックを組み立てるように、直感的に操作できるため、専門知識がなくても、アイデアを形にすることができます。

なぜ中小企業こそノーコードなのか? 3つのメリット

  1. 低コスト: プログラマーに依頼する必要がないため、開発費用を大幅に削減できます。
  2. 柔軟なカスタマイズ: 自社の業務に合わせて、自由にカスタマイズできます。
  3. 自社にデジタル化の活用技術が残る:既存のシステムを導入するとシステムはブラックボックス化してしまいますが、ノーコードツールを使い簡単なものでも自社でシステムを構築できれば社内にデジタル化のノウハウが蓄積されます。

例えば、ピジョンクラウドは月額5,500円から導入が可能です(弊社は代理店ではありません。安価に導入できるという一例で紹介しています)

ノーコードで何ができる? 中小企業のDX事例

どこのノーコードツールを使うかによりますが

  • 顧客管理アプリ: 顧客情報の一元管理、営業進捗の可視化、顧客分析などを実現。
  • 社内ワークフロー: 申請・承認プロセスをデジタル化し、ペーパーレス化を推進。

ノーコードツール選びのポイント

  • 使いやすさ: 直感的に操作できるか、学習コストは低いか。
  • 機能: 必要な機能が揃っているか、拡張性は高いか。
  • 連携: 既存のシステムと連携できるか。
  • サポート: サポート体制は充実しているか。
  • 費用: 料金体系は明確か、予算に合っているか。

導入手順

  • 現状分析:現在の業務フロー、情報の流れ、組織体制、部門間連携、個人情報の取り扱い体制等の状況把握と改善提案を作成します
  • ツール選定:適切なノーコードツールを選定します
  • 導入計画:どの部分からデジタル化を実施していくか、無理のない計画を立てます
  • 開発:ノーコードツールでアプリやシステムをつくります
  • 社内教育:ツールの使い方を学習します
  • 本格運用:テストを経て、本格運用を開始します

具体的な手順についてはこちらでもご紹介していますので、ご参考にしてください。

中小企業のデジタル化 鍵は小さな成功体験を積み上げること

ノーコードと言っても、きちんとした準備を行うことが大切です。デジタル化でも準備が9割です。いきなり大きなことをやろうとせず、全体像を見据えて、小さな成功体験を積み重ねていけば社内の雰囲気も変わっていきます。

ノーコードツール市場が充実してきていますので、淘汰もされていくとは思いますが、社内に残った成功体験は大きなストック(資産)になっていくと思います。